梅干しを漬けるのに欠かせない「赤しそ」は6月~8月にしか手に入らない、夏の風物詩ですが、そのしそには優れた効能があります。
この赤しそエキスの効能は様々で、「疲れが取れる」「続けて飲んだら、シミが薄くなった」など効果を実感している方も多いようです。
しそジュースのすごい効能4つ!
1.夏バテに効果的
疲労回復効果と食欲増進作用があるので、夏バテのだるさや食欲不振の症状に効果的です。
この効果はしその香りによるもので、香りの主成分のぺリルアルデヒドが嗅覚を刺激し胃腸の分泌を促進させるため、食欲を促進させる効能があるのです。また、抗菌・防腐作用もあります。しその香り成分に含まれるリモネンには、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを分泌させる働きがあるということなので、ストレス解消作用に役立つここと思います。しそには血行促進作用も持ち合わせるため、身体の疲労回復やちょっとした肩こり、腰痛にも試したいものです。
2.糖尿病を予防して便秘を改善
脂肪の消化や吸収を抑える作用を持つので、糖尿病予防やダイエットに良いといえます。
しそ自体の成分に含まれているのが、ロズマリン酸です。このロズマリン酸は血中に糖が増えるのを阻止する働きがあるので、血糖値が上がるのを抑えます。これにより糖尿病の予防や、炭水化物ダイエットのような効果が期待できます。リモネンにも脂肪燃焼作用があります。しその栄養素には食物繊維も豊富に含んでいるので便通を良くし、便秘を改善します。
3.シミを撃退して美肌に近づく
肌の酸化を防ぎ美肌効果があり、肝臓を健康にして美肌が期待できます。
βカロテンは強力な抗酸化作用があり老化防止に役立ちます。生活習慣病の予防にもなり、アンチエイジングには不可欠といえます。そして、メラニンの生成を抑制するビタミンCも含まれているので美肌効果が期待できます。ビタミンCは水溶性なので体内に溜めておくことはできない為、毎日補給することが重要です。また、しその成分に含まれるルテオリンには肝臓の解毒作用があります。肝機能低下は特に肝斑を作りやすくし、シミの原因となる為、肝臓機能を正常に保つことも美肌の秘訣でしょう。
4.更年期障害や子宮筋腫などの婦人病にも
更年期障害による苛立ちや食欲不振、子宮筋腫を改善します。女性に不足しがちな鉄分も含むので貧血にも役立ちます。
しその栄養素であるカルシウムは、ホルモンと密接な関係があり、カルシウムが不足してしまうとホルモンの分泌量まで減少してしまいます。カルシウムは更年期障害の苛立ちにも効果的です。子宮筋腫については、東洋医学の目線では、気、血、水が深く関わってきます。ストレスを緩和し、血行を良くし、利尿作用を持つしそはそのような疾患に有効でしょう。しそは体を温める食材といわれているので、子宮筋腫を持つ方や冷え性の改善に向いています。カルシウムは特にエストロゲンという女性ホルモンとのかかわりが深いですが、それにより子宮筋腫が増大することはありません。
材料:赤しそ(400g)・きび砂糖(1kg)・リンゴ酢(お好み量)・水(2ℓ)
①赤しその葉を茎から取り外し、きれいに洗います。
②沸騰した水に赤しそを入れ、15分くらいじっくり煮ます。
③赤しそのエキスが出ると、葉の色が緑色になり香りがするのが目安です。
④ザルでこして、煮汁を鍋に戻し、きび砂糖、リンゴ酢を入れ火にかけます。
⑤粗熱が取れたら容器に移して、冷蔵庫で冷やせば完成♡
今回は、しそジュースの4つのすごい効能を紹介しましたがいかがでしたか?
しその良い香りと鮮やかな赤の発色に秘められたパワーもお分かりいただけたと思います(^^)v
是非お試しくださいね♪